どんな役でもこなしてしまう。
そんな印象の中村倫也さん。
「この恋あたためますか」の俺様社長・浅羽拓実や、「初めて恋をした日に読む話」での山下一真といった正統派イケメン。
「凪のお暇」ではメンヘラ製造機と揶揄される万人に優しい男・安良城ゴンで視聴者を虜に。
「美食探偵 明智五郎」では頭は切れるのに食に異様にこだわる変人・明智五郎を。
「珈琲いかがでしょう」での暗い過去をもつ穏やかな珈琲店店主・青山一では、過去と現在の二面性を演じ話題に。
でも全体的に優しい雰囲気の役が多いのかなとおもいきや、映画「孤狼の血」ではヤクザの下っ端役を振り切った演技で演じていて驚きました。
この演技の幅の広さはカメレオン俳優と言っても過言ではないでしょう。
そんな中村倫也さんの最新ドラマが「石子と羽男」。
簡単にあらすじをご紹介しますと、
石田硝子(有村架純)がパラリーガルとして働く父親の法律事務所に、弁護士の羽根岡佳男(中村倫也)がやってくる。真面目な硝子は天才的な記憶力を持ってはいるが自由人な佳男に振り回されつつ依頼人のトラブル解決に乗り出すが…。
というストーリー。
中村倫也さんが演じる羽根岡佳男は、見たものを写真のように記憶できる能力の持ち主で、司法試験を一発合格。
さらにアメリカの大学に進学するが辞めてしまい、アメリカを放浪していたという自由人です。
これは変人系の役かなと思ったんですが、公式HPに「型破りな弁護士に憧れている」という記述が。
てことは型破りなわけではなく、意識して型を破りに行ってるってことでしょうか。
「ブランディングを何より気にしている」とも書かれています。
なんだか面白い設定ですね。
中村倫也さんがどんなさじ加減で演じてくるのか楽しみです。
見た目もダボダボのスーツに妙な柄もののシャツを着ていて、カッコいいとは言い難い感じ。
ストーリーも殺人などではなく日常起こりうるトラブルが描かれるようなので、新しい弁護士ドラマになりそうですね。